企業会計

借入コストの資産計上(IAS23)

用語の意義 借入コストの資産計上に関連する用語の意義は以下のとおりです。 <用語の意義>●借入コスト借入コストとは、企業の資金の借入れに関連して発生する利息及びその他のコストを指します。●適格資産適格資産とは、意図した使用又は販売が可能とな...
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リース会計⑥(セールアンドリースバック)

セールアンドリースバック セールアンドリースバックとは、企業(売手である借手)が、資産を他の企業(買手である貸手)に売却した後に、当該資産を買手である貸手からリースバックする取引を指します。IFRSでは、売手である借手と買手である貸手の双方...
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連結の範囲(IFRS10他)

支配の有無の判定 IFRSにおいては、会社が単独で投資先を支配している場合には連結対象とし、「IFRS10」に沿って、投資先の財務諸表をフルで連結する会計処理を実施します。単独で投資先を支配している場合とは、会社が投資先の議決権の過半数(5...
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環境改善債務(IAS37)

用語の意義 環境改善債務に関連する用語の意義は以下となります。 <用語の意義>1)環境改善債務環境改善債務とは、環境改善活動を実施することについての法的義務又は推定的義務のことを指します。2)環境改善活動環境改善活動には、土壌汚染の浄化、ア...
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契約資産・契約負債(IFRS15)

契約資産と契約負債の定義 契約資産と契約負債は、IFRSでの収益認識の会計基準である「IFRS15 顧客との契約から生じる収益」で登場する用語になります。契約資産と契約負債のそれぞれの定義は以下のとおりです。 <定義>1)契約資産契約資産と...
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持分法(IAS28)

持分法の会計処理 持分法の会計処理では、投資を出資当初は取得原価で認識しますが、その後は、投資先の純資産と損益のうち投資者の持分に帰属する部分の増減に応じて取得原価を修正していくことになります。 持分法の適用対象となる投資 持分法の会計処理...
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機能通貨(IAS21)

IFRSの機能通貨の考え方 「機能通貨とは、企業が営業活動を行う主たる経済環境の通貨」(IAS21.8)と定義されており、通常、売上の入金や仕入・経費の支払いのような、企業活動における主たる取引に使用する通貨を指します。主たる取引通貨を機能...
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決算日の統一(IFRS10)

連結決算における親会社と子会社の決算日 IFRSにおいては、連結財務諸表の作成に用いる親会社及びその子会社の財務諸表は、同じ報告日(決算日)としなければならない、と規定されています。(IFRS10.B92) たとえば、親会社が4月から翌年3...
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法人所得税費用(IAS12・IAS34)

法人所得税費用 P/Lの法人所得税費用は、当期税金費用と繰延税金費用とで構成されます。(IAS12.6) <P/Lの法人税費用の構成>1)当期税金費用当期税金費用とは、当期の所得に課される法人税等や税務調査で賦課決定された過年度分の法人税等...
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退職後給付のDBとDCの会計処理(IAS19)

退職後給付制度とは 退職後給付制度とは、一定期間の労働を提供したことなどの事由に基づいて、退職以後に支給される給付制度のことを指します。退職後給付制度は、大きくは、確定給付制度であるDB(Defined Benefit planの略)と確定...